駅に貼られたポスターです。
今年も3月24日からとしまえんのライトアップが始まるようてす。
練馬区在中なのでとしまえんには親しみもあり、ライトアップの桜も何度か見に行きました。
としまえんの園内には石神井川が横切っているのですが、そこを渡る橋がビューポイントです。
川沿いの桜が川に下がっていてとても綺麗でした。
川沿いの桜はとしまえん園内だけでなく、もともと石神井川にはあちこちに桜が植わっています。
「四月は君の嘘」という人気漫画が原作のアニメをご存じでしょうか？
音楽を捨てきれない主人公が、音楽にひたむきな少女と出会い片思いをする物語です。
制作会社がアニメ化にあたり、舞台になる場所を練馬区内でロケハン（ロケーションハンティング）したのですが
お話の中にでてくる川沿いの桜の場面も石神井川沿いがモデルです。
満開の桜のシーンが素晴らしく美しいのですが、現実のロケ地の桜もアニメの場面のように美しく毎年目を楽しませてくれます。
ところで「としまえん」は「豊島園」なのに、なぜ豊島区じゃなくて練馬区？と思った人いませんか?
これは、この地を治めたのが豊島氏という一族で、としまえんの中に「練馬城」があったそうです。
豊島氏は平安時代に発祥した武家で、戦国時代に太田道灌と戦い滅ぼされるまで、長きにわたってこの地の主だったわけです。
ちなみに、豊島氏の子孫はこの地を追われたものの幕末まで続いたとのこと。
そんな豊島氏の逸話を知ったのも、ここ数年の話だったりしますが、太田道灌といえば江戸城の築城や
「七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき」の山吹の話で有名な人なので
あまり戦ってるイメージがなかったのですが、やっぱり武士だったんだなあ、と思ったり。
かつての練馬城からも石神井川沿いの桜は見えたのでしょうか？
そんなことを想像しつつ、今年はとしまえんの夜桜を観に行きたくなってきました。